既存コンポーネントのユーザーは、Reports for Windows Forms から WPF に移行するクリアなアップグレードパスを利用できるので、時間を節約することができます。現在のユーザーは、レポート/ドキュメント生成コードを新しい WFP プラットフォームに簡単にアップグレードできます。小さな変更を加えるだけで、WPF アプリケーションで既存のコードを実行して、レポートとドキュメントを生成することができます。
C1DocumentViewer または WPF DocumentViewer でのプレビュー
C1DocumentViewer コントロールまたは標準の Microsoft WPF DocumentViewer コントロールで、レポートとドキュメントをプレビューできます。
XPS 形式での保存
XPS(XML Paper Specification)形式で保存できます。これにより、印刷機能の向上、容易なファイル共有、セキュリティの向上など、多くの利点が得られます。
レポートをプリンタに直接レンダリングしたり、Excel、PDF、HTML、テキスト、イメージなどのさまざまな移植可能な形式にエクスポートできます。
VBScript 式を使用した、条件付き書式設定、グループ化、フィルタ処理、ソートなどの制御
VBScript 式(Sum、Max、Average などの集計式を含む)を使用して、レポートのコンテンツを取得、計算、表示、グループ化、フィルタ、ソート、パラメータ化、および書式設定できます。
広範囲なデータソースのサポート
レポートを任意のデータソースに柔軟に連結することができます。それには、レポートまたはドキュメント定義で接続文字列と SQL 文を指定します。これにより、Reports for WPF によってデータが自動的にロードされます。または、XML ファイル、カスタムコレクションなどのデータソースを使用します。
WPF バージョンと WinForms バージョンの間の相互運用性
レポート定義および C1DX/C1D ドキュメントは、Windows フォーム版の C1Report および C1PrintDocument と完全な互換性があります。
レポート定義ファイルの保存と読み込み
WPF のカスタムフィールドを使用してレポート定義ファイルの保存と読み込みが可能です。レポートデザイナアプリケーションは Chart、Superlabel、Gradient、Map、QRCode のカスタムフィールドをサポートします。
C1Report コントロールは、以下の機能を備えています。
グループ、セクション、およびフィールドに基づいた水平区切りレポートモデル。
データ連結フィールド
フィールドを単純なデータベースフィールドおよびバイナリ(オブジェクト)データベースフィールドに連結できます。
VBScript イベントハンドラ
レポートに VBScript イベントハンドラを埋め込み、内蔵型として使用することができます。
サブレポート
レポート内の任意のレベルに別のレポートをネストすることができます(サブレポート)。
レポートのパラメータ
レポートにはパラメータクエリーを含めることができます。このため、ユーザーは、レポートをレンダリングする前に、レポートに含めるデータを追加または制限して、レポートをカスタマイズすることができます。
高度な WYSIWYG レポートデザイナ
コードを記述することなく、レポート定義ファイルをすばやく作成、編集、プレビュー、ロード、および保存することができます。
強力で使いやすいレポートウィザード
C1Report のウィザードに示される手順に従うことにより、何もない状態から新しいレポートを簡単に作成することができます。
C1PrintDocument コントロールは、以下の機能を備えています。
C1PrintDocument には、番号が付けられた複雑なドキュメントを作成することに特化した、柔軟な階層型ドキュメントオブジェクトモデルが用意されています。自動レイアウト、書式設定、ページネーションを行う強力なコントロール機能を使用できるため、ページのレイアウトやページブレークの挿入時などに、手作業で計算する必要がなくなります。
テキストおよびグラフィックの書式を設定するための豊富なオプション
複数のフォントによる段落テキスト、テキストと背景の色、テキストの配置(下付き、上付き)、インライン画像、さまざまなテキスト配置(両端揃えテキストなど)などがサポートされています。
階層化されたスタイル
すべてのドキュメント要素の外観は、階層化されたスタイルで制御されます。このスタイルでは、アンビエントスタイル属性および非アンビエントスタイル属性がサポートされています。高度な機能としては、1文字ごとのフォント属性(太字、フォントサイズなど)やテーブルのグリッド線などを指定できる機能があります。
ハイパーリンク、リンクターゲット、TOC
どちらのドキュメント要素も、ハイパーリンクまたはハイパーリンクのジャンプ先ターゲットにすることができます。また、自動的に生成される目次(TOC)の項目であると指定することもできます。
複数のページレイアウト
さまざまな用紙サイズ、ページ設定、列数、ページヘッダーなどに対応した複数のページレイアウトを事前に設定しておき、実行時に1つのプロパティを設定するだけで選択することができます。
ドキュメント要素のサイズと位置を調整する強力な機能
ドキュメント要素のサイズと位置は、絶対値、他の要素のサイズと位置に対する相対的な値、または絶対値と相対値を組み合わせた単純な式によって指定できます。たとえば、要素の幅は、親要素や現在のページ幅に対する割合で指定できます。
Excel 形式の強力なテーブル
テーブルでは、論理的には無数の列と行を含めることができる Excel 形式のオブジェクトモデルがサポートされています。アクセスするだけでテーブル要素がインスタンス化されるため、正しいテーブルサイズを指定する必要はありません。テーブル要素は、いくつかの方法でグループ化することができます。グループにスタイルを適用して、グループ内のすべての要素の外観を変更できます。テーブルには、行ヘッダーと列ヘッダー、および任意の数のネストされたテーブルを含めることができます。また、列の幅や行の高さは、自動的に調整されます。
水平方向ページ
幅の広い要素は、複数の水平方向ページにまたがって拡張することができます。
C1DX(C1D Open XML)ファイル形式のサポート
C1DX は、C1PrintDocument オブジェクト向けの新しい OPC ベースのファイル形式です。これは、Microsoft Open Packaging Conventions に準拠しており、Office 2007 Open XML 形式に似ています。組み込みの圧縮機能により、生成されるファイルのサイズは小さくなっています。また、C1D 形式では、下位互換性が保証されています。